【TOEIC】続・現在完了形を本当に理解していますか?【文法】
どうもこんにちはTKです。
3回前の記事で、現在完了形について、説明をしましたが、
今回はその続きになります。
まだ読まれてない方はこちら↓↓↓
前回の復習です。
現在完了形は過去形・現在進行形と何が違うのかを中心にお話ししました。
現在完了形はあくまで現在の状態を表すためにある
この点を強調したと思います。
前回は完了・経験・継続の用法に分けて解説をしていきました。
実は現在完了形についてはもう1つ結果の用法があると言われております。
本日はこの結果の用法について解説していきたいと思います。
また、時を表す表現との相性についても
後半で解説していきます。
④結果の用法
I have lost my key.
(鍵をなくしてしまった。)
これが結果の用法です。では、前回同様の質問です。
過去形と何が違うのでしょうか?
I lost my key yesterday.
(昨日、鍵をなくしました)
前回の解説を理解した方ならなんとなく分かるのではないでしょうか?
そうまず起きている事実は一緒です。鍵をなくしたのです。
しかし、話者の言いたいこと、ニュアンスが違います。
前者の現在完了形は「鍵をなくしてしまった」現在の状態を表しているのです。
「困っている」「探している」そんなニュアンスがあるかもしれません。
「鍵なくしてしまったマン」であることを表しているのです。
後者の過去形は、鍵をなくしたという過去動作を表しているのです。
この結果の用法、実は見方によっては完了の用法とほぼ同じです。
そのため、教科書によっては、
完了・経験・継続の3つと言っているところもありますし、
完了・経験・継続・結果の4つとしているところがあります。
ただ、鍵をなくしたことを完了する!というのはなんか変なので結果と区別したほうが分かりやすいのかもしれません。
そもそも、ネイティブは3つや4つの用法なんて意識せずに、1つの現在完了形としてみているともいわれます。
なお、現在完了形と過去形、事実は変わらないと言いましたが、
その後起きている事実に違いがある可能性はあります。
例えば先ほどの例だと、
I have lost my key.
だと今も確実に鍵は手元にありません。なくしたままです。
でも以下の例だと
I lost my key yesterday.
昨日なくしたことは確実ですが、もしかすると今日見つかっている可能性があります。
このように現在完了形と過去形だと現在の状態のニュアンスが変わってきます。
He have gone to Europe
(彼はヨーロッパに行ってしまった。)
He went to Europe last year.
(彼は去年ヨーロッパに行った。)
この場合も前者の現在完了形は、彼はヨーロッパに行って現在もいます。
しかし、後者の過去形は去年ヨーロッパに行ったことは分かりますが、
現在については何もわかりません。
すでに帰ってきているかもしれないのです。
最後に時の表現との相性を解説します。
まず、過去形は普通は過去の1点を表す時の表現と一緒に使います。
I lost my key yesterday.のようにです。
日本語でも過去形は時の表現と一緒に使うのは同じだと思います。
仮に「鍵なくした」と時の表現を使わずにだけ言うと、「いつ?」と聞かれると思います。
ただし、いつなのかが話者同士で分かるのであれば省略されることはあります。
一方で現在完了形は、過去の1点を表す時の表現とは一緒に使えません。
なぜなら、現在の状態を表す用法だからです。
× yesterday, last year, two days ago, when~
代わりに、例えば継続の用法であれば、since, forが使用できます。
前回の例で行くと、
I have lived in Tokyo for three years.
(東京に3年も住んでいます。)
I have lived in Tokyo since 2015.
(東京に2015年以来住んでいます。)
また、経験の用法であれば、beforeも使用できます。
I have been to London before.
(以前ロンドンに行ったことがあります。)
PART5,6の穴埋め問題では、時の表現が空欄になっていることもあれば、
逆に動詞のほうが空欄になっていることがあるのでここを注意して回答しましょう。
以上、現在完了形の説明の続きでした。
こちらを参考にスコアアップを目指してください。
本日もここまで読んでくださりありがとうございます。
↓ ↓ ↓ 応援クリックお願いします。
ほかのTOEIC記事はこちら↓↓↓